「ポータブルSSD、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…」
MacBookやiPhoneのデータバックアップ、動画編集の素材保存、ゲームデータの移行など、ポータブルSSDの需要は年々高まっています。
しかし、2025年現在、USB 20Gbps対応の高速モデルが続々登場し、選択肢が多すぎて迷う人が続出しています。
この記事では、家電批評2025年ベストバイ1位を獲得したTranscend ESD410Cを中心に、2TB・高速モデル5機種を徹底比較。実際のスペックと価格から、あなたに最適な1台を見つける手助けをします。
結論:迷ったらTranscend ESD410Cを選べ
最初に結論をお伝えします。
2025年、2TBポータブルSSDで最もおすすめなのは「Transcend ESD410C」です。
理由は3つ:
- 家電批評2025年ベストバイ1位を受賞した実力
- USB 20Gbps対応で最大2,000MB/sの高速転送
- MIL規格準拠の耐衝撃性能とIPX5防水
他の製品と比較しても、性能・耐久性・価格のバランスが最も優れています。
では、なぜTranscend ESD410Cが最強なのか、他の製品と比較しながら詳しく解説していきます。
ポータブルSSD選びで失敗しないための3つのポイント
製品比較の前に、ポータブルSSD選びで押さえるべきポイントを整理します。
ポイント1:転送速度(USB規格)
ポータブルSSDの転送速度は、USB規格によって大きく異なります。
| USB規格 | 最大転送速度 | 特徴 |
|---|---|---|
| USB 3.2 Gen1 | 5Gbps(約625MB/s) | 廉価モデルに多い |
| USB 3.2 Gen2 | 10Gbps(約1,250MB/s) | 中価格帯の主流 |
| USB 3.2 Gen2x2 | 20Gbps(約2,500MB/s) | 高速モデル |
| USB4 | 40Gbps(約5,000MB/s) | 最新・最高速 |
2025年のおすすめは「USB 3.2 Gen2x2(USB 20Gbps)」対応モデルです。
USB4対応は最高速ですが、価格が高く、対応機器もまだ少ないのが現状。コスパを考えるとUSB 20Gbpsが最適解です。
ポイント2:耐久性(防水・耐衝撃)
持ち運びを前提とするポータブルSSDでは、耐久性が重要です。
チェックすべき項目:
- MIL規格準拠:米軍の落下試験規格(3m落下に耐える)
- IP規格:防水・防塵性能(IP55以上が安心)
- 素材:アルミ筐体は放熱性が高く、長時間使用に強い
「外で使うことが多い」「持ち運びが多い」という人は、MIL規格準拠かつIP55以上を選びましょう。
ポイント3:容量と価格のバランス
2025年現在、ポータブルSSDの容量別価格相場は以下の通りです。
| 容量 | 価格相場 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| 500GB | 8,000〜15,000円 | 文書・写真の保存 |
| 1TB | 15,000〜25,000円 | 一般的なバックアップ |
| 2TB | 25,000〜40,000円 | 動画編集・ゲーム |
| 4TB | 50,000〜80,000円 | プロ向け・大容量保存 |
2TBが最もコスパが良いです。1TBとの価格差は1万円程度ですが、容量は2倍。長期的に見ると2TBを選ぶ方がお得です。
2TB高速ポータブルSSD 5機種 徹底比較
ここからは、2025年おすすめの2TBポータブルSSD5機種を比較します。
比較対象5機種
| 順位 | 製品名 | メーカー | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 1位 | ESD410C | Transcend | 約28,000円 |
| 2位 | Extreme Pro V2 | SanDisk | 約46,000円 |
| 3位 | T9 | Samsung | 約32,000円 |
| 4位 | X10 Pro | Crucial | 約35,000円 |
| 5位 | SSD-PHP | Buffalo | 約25,000円 |
※価格は2025年12月時点の参考価格
スペック比較表
| 項目 | Transcend ESD410C | SanDisk Extreme Pro V2 | Samsung T9 | Crucial X10 Pro | Buffalo SSD-PHP |
|---|---|---|---|---|---|
| 転送速度(読込) | 2,000MB/s | 2,000MB/s | 2,000MB/s | 2,100MB/s | 1,050MB/s |
| 転送速度(書込) | 2,000MB/s | 2,000MB/s | 1,950MB/s | 2,000MB/s | 1,000MB/s |
| USB規格 | USB 3.2 Gen2x2 | USB 3.2 Gen2x2 | USB 3.2 Gen2x2 | USB 3.2 Gen2x2 | USB 3.2 Gen2 |
| サイズ | 79×42×14mm | 110×57×10mm | 88×59×14mm | 65×50×10mm | 117×75×11mm |
| 重量 | 65g | 77g | 122g | 41g | 100g |
| 防水 | IPX5 | IP65 | なし | IP55 | IP55 |
| 耐衝撃 | MIL規格(3m) | MIL規格(3m) | MIL規格(3m) | MIL規格(2m) | MIL規格 |
| 保証 | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 | 3年 |
| 価格(2TB) | 約28,000円 | 約46,000円 | 約32,000円 | 約35,000円 | 約25,000円 |
1位:Transcend ESD410C|家電批評ベストバイの実力
総合評価:★★★★★(5.0)
なぜ1位なのか
Transcend ESD410Cは、雑誌「家電批評」2025年3月号で2,000MB/sクラスの外付けSSD総合1位を獲得しました。
選ばれた理由:
- 小型軽量:79×42mm、わずか65gで持ち運びやすい
- デュアルコネクタ:Type-AとType-C両対応で、どんな機器にも接続可能
- MIL規格+IPX5:3m落下にも耐え、水しぶきにも強い
- iPhone 15/16対応:最新iPhoneでも動作確認済み
スペック詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 容量 | 1TB / 2TB / 4TB |
| インターフェース | USB 3.2 Gen2x2(USB 20Gbps) |
| 読込速度 | 最大2,000MB/s |
| 書込速度 | 最大2,000MB/s |
| サイズ | 79 × 42 × 14mm |
| 重量 | 約65g |
| 防水 | IPX5 |
| 耐衝撃 | MIL-STD-810G(3m落下テストクリア) |
| セキュリティ | パスワードロック、256bit AES暗号化 |
| 保証 | 5年 |
メリット
- コスパ最強:同スペック帯で最も安い
- セキュリティ充実:パスワードロック+暗号化機能搭載
- 対応機器が広い:Windows、Mac、iPhone、iPad、Androidすべて対応
デメリット
- 発熱が気になる:長時間の連続転送では本体が熱くなる
- ケーブルが短め:付属ケーブルは30cm程度
こんな人におすすめ
- コスパ重視で高速SSDを探している人
- iPhone 15/16でデータ管理したい人
- 持ち運びが多い人
2位:SanDisk Extreme Pro V2|プロ向けの信頼性
総合評価:★★★★☆(4.5)
特徴
SanDiskはフラッシュメモリの老舗ブランド。Extreme Pro V2はプロフェッショナル向けの最高峰モデルです。
強み:
- IP65の高い防水防塵性能:雨の中でも安心
- アルミ筐体:ヒートシンク機能で長時間使用でも速度低下しにくい
- 信頼のSanDiskブランド:データ復旧サービスも充実
メリット
- 防水性能が最も高い(IP65)
- 放熱設計が優秀で持続速度が安定
- データ復旧サービスが1年間無料
デメリット
- 価格が高い(2TBで約46,000円)
- サイズがやや大きい
こんな人におすすめ
- 屋外での撮影が多いフォトグラファー
- 予算に余裕があり、最高品質を求める人
3位:Samsung T9|バランス型の優等生
総合評価:★★★★☆(4.0)
特徴
Samsungはスマホやメモリで世界トップシェアのメーカー。T9は性能と価格のバランスが良いモデルです。
強み:
- 読込2,000MB/s、書込1,950MB/sの高速転送
- iPhone 15対応確認済み
- パスワードロック機能搭載
メリット
- Samsungの品質と信頼性
- 容量ラインナップが豊富(1TB/2TB/4TB)
- 価格と性能のバランスが良い
デメリット
- 防水性能がない
- 重量が122gとやや重い
- 接続端子の認識不良の報告あり
こんな人におすすめ
- Samsungブランドを信頼している人
- 室内での使用がメインの人
4位:Crucial X10 Pro|超コンパクト派に
総合評価:★★★★☆(4.0)
特徴
CrucialはMicron(メモリ大手)のブランド。X10 Proは最軽量クラスのコンパクトモデルです。
強み:
- 重量わずか41g:5機種中で最軽量
- 65×50mmの極小サイズ:ポケットに余裕で入る
- 読込2,100MB/s:最も高速
メリット
- 持ち運びやすさNo.1
- 読込速度が最速
- IP55の防水防塵
デメリット
- 価格がやや高め
- 落下耐性が2m(他機種は3m)
こんな人におすすめ
- とにかく軽さ重視の人
- ポケットに入れて持ち歩きたい人
5位:Buffalo SSD-PHP|安心の国内ブランド
総合評価:★★★☆☆(3.5)
特徴
Buffaloは日本の老舗PCアクセサリーメーカー。SSD-PHPは国内サポートが充実したモデルです。
強み:
- 日本語サポートが充実
- 軽度の論理障害ならデータ復旧サービス無料
- 価格が最も安い
メリット
- 国内メーカーの安心感
- データ復旧サービスが無料
- 価格が最安
デメリット
- 転送速度が遅い(1,050MB/s)
- USB 3.2 Gen2止まり(Gen2x2非対応)
- サイズが大きい
こんな人におすすめ
- 国内メーカーのサポートを重視する人
- 速度より価格と安心感を優先する人
用途別おすすめモデル
MacBook・iPhoneのバックアップに
おすすめ:Transcend ESD410C
- iPhone 15/16に対応
- MacBookのUSB-Cポートに直接接続可能
- 2TBあれば写真・動画のバックアップに十分
動画編集の素材保存に
おすすめ:SanDisk Extreme Pro V2
- 持続速度が安定しており、4K動画の編集でもストレスなし
- 長時間使用でも速度低下しにくい
- プロの映像クリエイターに選ばれている実績
ゲームデータの移行に
おすすめ:Samsung T9またはTranscend ESD410C
- PS5のゲームデータ移行に十分な速度
- 2TBあれば複数タイトルを余裕で保存
持ち運び重視の人に
おすすめ:Crucial X10 Pro
- 41gの超軽量
- ポケットサイズで邪魔にならない
よくある質問(FAQ)
Q1:USB 20Gbps対応PCを持っていなくても使える?
A:使えます。
USB 20Gbps対応SSDは、USB 3.0やUSB 3.1のPCでも使用可能です。ただし、最大速度は接続するPC側のUSB規格に制限されます。
将来的にPCを買い替えた際に、高速転送の恩恵を受けられるので、先行投資として20Gbps対応を選ぶのがおすすめです。
Q2:SSDの寿命はどのくらい?
A:通常使用で5〜10年以上持ちます。
現代のSSDは書き込み回数(TBW:Total Bytes Written)が大幅に向上しており、一般的な使い方なら10年以上持つ製品がほとんどです。
今回紹介した5機種はすべて5年保証(Buffaloは3年)が付いており、安心して使えます。
Q3:MacとWindowsの両方で使える?
A:使えます。
ただし、フォーマット形式に注意が必要です。
- exFAT:Mac・Windows両対応(おすすめ)
- NTFS:Windows専用
- APFS:Mac専用
購入後、exFAT形式でフォーマットすれば、どちらのOSでも使えます。
まとめ:2025年おすすめポータブルSSDランキング
最後に、今回比較した5機種のおすすめランキングをまとめます。
| 順位 | 製品名 | おすすめポイント | 価格 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Transcend ESD410C | コスパ最強・家電批評1位 | 約28,000円 |
| 2位 | SanDisk Extreme Pro V2 | 最高の防水性能・プロ向け | 約46,000円 |
| 3位 | Samsung T9 | バランス型・信頼のブランド | 約32,000円 |
| 4位 | Crucial X10 Pro | 最軽量41g・持ち運び重視 | 約35,000円 |
| 5位 | Buffalo SSD-PHP | 国内サポート充実・最安 | 約25,000円 |
迷ったらTranscend ESD410Cを選べば間違いありません。
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