「M1 MacBook、まだ使えるけど買い替えるべき?」
「生成AI開発に必要なスペックは?」
「2026年モデルを待つべき?」
このような疑問を持っていませんか?
私は40代現役Webエンジニアとして、M1 MacBook Proを4年間使用した後、M5 MacBook Proに買い替えました。
結論から言うと:
- 生成AI開発なら、メモリ32GBは必須
- 3年サイクルで買い替えるのがコスパ最強
- モバイル保険で年6万円以上節約できる
この記事では、買い替えを決めた理由と実際の使用感を徹底解説します。
この記事でわかること
- M1からM5に買い替えた決定的な理由
- 生成AI開発に必要なスペック
- 2026年モデルを待たなかった理由
- MacBook買い替えサイクルの最適解
- AppleCare+ vs モバイル保険の比較
なぜM5 MacBook Proに買い替えたのか
M1 MacBook Proの不満はなかった
正直、M1で困っていなかった。
| 用途 | M1での動作 |
|---|---|
| Rails開発(Docker含む) | 問題なし |
| Next.js開発 | 問題なし |
| Figmaデザイン | 問題なし |
| ブラウザ50タブ | 問題なし |
「まだまだ使える」というのが本音でした。
それでも買い替えた理由:生成AI時代への対応
2024年後半から、開発環境が激変。
Cursor導入で限界を感じた
| 状況 | M1(16GB) | M5(32GB) |
|---|---|---|
| Cursor起動中 | 他アプリが重い | 余裕あり |
| メモリ不足警告 | 頻発 | なし |
| スワップ発生 | あり | なし |
「メモリ32GBが必須」と痛感。
生成AIツールの同時使用
日常的に使うツール:
- Cursor(AI補完)
- Claude(対話・レビュー)
- ChatGPT(調査・要約)
- GitHub Copilot(補助)
M1(16GB)の限界:
- ブラウザ + Cursor + Docker = メモリ不足
これから5年、生成AIツールは増え続ける。
M5 MacBook Pro 購入スペック
選んだ構成
| 項目 | 選択 | 理由 |
|---|---|---|
| モデル | 14インチ | 持ち運び重視 |
| チップ | M5 | 生成AI最適化 |
| メモリ | 32GB | Cursor・Docker必須 |
| ストレージ | 1TB | 外部SSD不要 |
| カラー | スペースブラック | – |
価格:約32万円
スペック選定の理由
チップ:M5を選んだ理由
| 比較項目 | M5 | M4 Pro |
|---|---|---|
| CPU性能 | 高 | 中〜高 |
| Neural Engine | 最新世代 | 前世代 |
| 生成AI処理 | 最適化 | 普通 |
| 価格差 | 基準 | +約3万円 |
M5で十分。M4 Proとの価格差3万円分の価値は感じない。
メモリ:32GBは必須
Cursor公式推奨:
| レベル | メモリ |
|---|---|
| 最低 | 16GB |
| 推奨 | 32GB |
| 快適 | 64GB |
私の使い方(Cursor + Docker + ブラウザ50タブ)では、16GBでは足りない。
ストレージ:1TBにした理由
| 容量 | 問題点 | メリット |
|---|---|---|
| 512GB | プロジェクト増加で圧迫 | 安い |
| 1TB | なし | 外部SSD不要、転送速度速い |
コスパ的に1TBが最適。
2026年大型アップデートを待たなかった理由
2026年モデルの噂
| 予想される変更 |
|---|
| 有機ELディスプレイ |
| デザイン刷新 |
| M6チップ |
| 薄型化 |
魅力的に見える。でも待たなかった。
待たなかった3つの理由
① 有機ELは優先度低い
| 用途 | 有機ELのメリット |
|---|---|
| コード・文章 | ほぼなし |
| デザイン | あり |
| 動画編集 | あり |
私の用途(コード・文章)では、メリットを感じにくい。
② 大型アップデート初年度は様子見すべき
Apple製品の傾向:
- 大型アップデート初年度は不具合が多い
- 翌年のマイナーチェンジで改善
「初物は避ける」のが鉄則。
③ 今すぐ必要だった
1年待つコスト:
- 365日 × 1日30分のストレス = 約180時間の損失
「待つ」より「今買う」方が合理的。
MacBook買い替えサイクルの最適解
私の結論:3年サイクルが最適
下取り価格の推移
| 経過年数 | 下取り価格(30万円購入の場合) | 残存率 |
|---|---|---|
| 1年 | 約22万円 | 73% |
| 2年 | 約18万円 | 60% |
| 3年 | 約15万円 | 50% |
| 4年 | 約10万円 | 33% |
| 5年 | 約5万円 | 17% |
3年で売却:実質負担 = 約15万円(年5万円)
3〜4年が最もコスパ良い。
保険:モバイル保険が最適
AppleCare+ vs モバイル保険
| 項目 | AppleCare+ | モバイル保険 |
|---|---|---|
| 月額 | 約3,400円 | 約700円 |
| 2年総額 | 約81,600円 | 約16,800円 |
| 画面割れ | 約12,900円 | 無料(年1回) |
| 盗難・紛失 | 約37,100円 | 対象外 |
| 3台まで補償 | なし | あり |
モバイル保険を選んだ理由
① 圧倒的に安い
| 保険 | 2年総額 |
|---|---|
| AppleCare+ | 約81,600円 |
| モバイル保険 | 約16,800円 |
| 差額 | 約65,000円 |
② 3台まで補償
私のデバイス:
- MacBook Pro
- iPad Air
- iPhone
すべてモバイル保険で補償。
| 保険 | 3台の2年総額 |
|---|---|
| AppleCare+(3台分) | 約127,200円 |
| モバイル保険(3台まとめて) | 約16,800円 |
| 差額 | 約110,000円 |
M1 → M5で変わったこと
実際の体感
| 項目 | M1(16GB) | M5(32GB) |
|---|---|---|
| Cursor使用 | 重い | 快適 |
| バッテリー | 約8時間 | 約10〜12時間 |
| 発熱 | ファンが回る | ほぼ回らない |
| 同時起動 | 制限あり | 制限なし |
電源なしで1日作業できる。
こんな人は買うべき / 待つべき
今すぐ買うべき人
| 条件 |
|---|
| M1以前のMacBookユーザー |
| Cursor・生成AI開発をする |
| メモリ16GBで困っている |
| Docker使用者 |
待つべき人
| 条件 |
|---|
| M2以降(32GB)ユーザー |
| 予算30万円以下 |
| 有機EL絶対欲しい |
よくある質問
Q. M4 Proじゃダメ?
A. M5で十分。価格差3万円分の価値は感じない。
Q. メモリ16GBじゃダメ?
A. Cursor使うなら32GB必須。16GBはメモリ不足になる。
Q. 2026年モデル待つべき?
A. 有機EL欲しいなら待つ。今困っているなら買う。
Q. AppleCare+とモバイル保険、どっち?
A. コスパ重視ならモバイル保険。盗難・紛失も補償欲しいならAppleCare+。
まとめ:購入判断の基準
購入スペックまとめ
| 項目 | 選択 | 理由 |
|---|---|---|
| モデル | 14インチ | 持ち運び重視 |
| チップ | M5 | 生成AI最適化 |
| メモリ | 32GB | Cursor・Docker必須 |
| ストレージ | 1TB | 外部SSD不要 |
| 保険 | モバイル保険 | コスパ◎ |
| 買い替えサイクル | 3年 | 下取り価格・性能バランス |
総額:約32万円
モバイル保険:月700円(3台補償)
5年使って確信したこと
「生成AI時代に備えるなら、M5(32GB・1TB)は最適解。」
2026年モデルを待つより、今買って1年早く快適な開発環境を手に入れる方が合理的。
3年サイクルで買い替え、モバイル保険でコスト最適化。
これが、エンジニアのMacBook購入戦略です。
